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ルワンダの虐殺について

 4月7日テレビ東京系で放送の「世界の秘境で大発見!日本食堂21」という番組を見ていました。

 そのなかで、ルワンダで日本食堂を経営する方の模様が放送されていました。寿司職人であり、一時は大変評判の寿司屋を経営し、あることから寿司屋をたたみ、あれこれ仕事をしたが、またルワンダで寿司職人として働いている方の人生を紹介していました。

 TVではアフリカの奇跡ということで現在経済発展しているルワンダを軽く紹介していました。

 ルワンダというと、1994年の大虐殺を思い起こされます。TVでも軽く、ほんとうに皮相的に紹介していました。人口の大多数をしめるフツ族が少数派のツチ族を虐殺した。

 これがTVというものかと思います。あくまでも表層的にしか物事をみない。それで現在をみる。これではいけないと思います。1994年ルワンダの大虐殺は起こるべくして起こった事件です。客観性を保つためにウィキペディアを見てみます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ルワンダ虐殺

ルワンダ虐殺(ルワンダぎゃくさつ、英語: Rwandan Genocide)とは、1994年にルワンダで発生したジェノサイドである。1994年4月6日に発生したルワンダのジュベナール・ハビャリマナ大統領とブルンジのシプリアン・ンタリャミラ大統領の暗殺からルワンダ愛国戦線 (RPF) が同国を制圧するまでの約100日間に、フツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって、多数のツチとフツ穏健派が殺害された[1]。正確な犠牲者数は明らかとなっていないが、およそ50万人から100万人の間[2]、すなわちルワンダ全国民の10%から20%の間と推測されている。

 先のアドレスで概ねの流れがわかります。簡単に言いますと、

1 アフリカの植民地支配に参加したベルギー

2 ベルギーによるルワンダの支配においてフツとツチの分断とツチ族の優遇

3 独立後のフツ族ツチ族の対立

4 虐殺が始まったときに国連は動かなかった

 こんな感じでしょうか。テレビ東京が言うように、多数派のフツ族が少数派のツチ族を皆殺しにしようとした。などという簡単な図式ではありません。

 もともと平穏に暮らしていた人々をベルギーが植民地化して統治のために民族分断し、少数派のツチ族を優遇して怨念を醸成し、そこに起こった虐殺に国連が知らぬ顔を決め込んだのです。長い歴史があるのですが。

 こういう事実はしっかり伝えないといけないですよ。なんのためのテレビ局ですか? ただ秘境の日本食堂を紹介するだけではなく、その国を少しでも正しく紹介しなければいけません。

 当時は、私もユーゴスロバキア紛争に目を取られていました。常日頃正義を振りかざす新聞社も全然報道しなかったですね。そんな程度でしか捉えられなかったのが、あとで見ると大虐殺。メディ屋というのはそんなものなのでしょう。